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テスラは遍在する 2023
warden テスラは世界中のアーチストやクリエーターを刺激しつづけており、その名前はあらゆるジャンル、メディアに登場しています。ここではそんなテスラとメディアの関係を思いつくまま、気づいたときに紹介していきます。
 不定期更新ですが、できるかぎり新しい情報を取り入れていきたいと思っています。皆様もどこかでテスラを発見されましたら、ぜひ、情報をお寄せください。
2023.5.1:新戸雅章の熊本・蔦屋書店三年坂店のテスラ講演、盛況のうちに終了。
2023.4.15:評論社より、テスラの絵本『二コラ・テスラものがたり』刊行。
2023.3.25:テスラ対チューリング、新たな戦いの始まりか
2023.3.18:新戸雅章の熊本・蔦屋書店講演決定!
2023.3.18:テスラ研究所長新戸雅章の短編小説「汀線都市」(SFファンジン大賞受賞作)を掲載。
2023.3.4:「テスラ小伝」をリニューアル
2023.2.19:二コラ・テスラの世界を目指して ワイヤレス電力供給と通信が融合
2023.1.3:宇宙発電所のプロトタイプ軌道に

★新戸雅章の熊本・蔦屋書店三年坂店のテスラ講演、盛況のうちに終了。(5.1 )
 4月29日、熊本市の蔦屋書店三年坂店にて、テスラ研究所長新戸雅章による講演「知られざる天才 二コラ・テスラ」が開催されました。
 あいにくの雨の中、沢山の方においでいただき、テスラの魅力を知っていただくよい機会になりました。
 蔦屋の担当の三瀬弘泰さんが大変なSFファンで、SFとテスラの関係についても話を振られましたが、残念ながら時間が足らず充分な展開ができませんでした。次の機会があれば、ヒューゴー・ガーンズバックを介したテスラとSFのお話ができればと考えています。
 最後に今秋のテスラ没後80年の記念イベントの宣伝もさせていただきました。熊本の皆さん、どうもありがとうございました。

★評論社より、テスラの絵本『二コラ・テスラものがたり』刊行。(4.15)
 4月下旬、評論社より、テスラの絵本『二コラ・テスラものがたり』が刊行されます。
 原著は2021年刊行で、著者はイラン系アメリカ人の作家、イラストレーターのアザデー・ウェスターガード氏、絵はフリア・サルダさん、訳者は大山泉氏です。
 テスラは交流や無線の理論が子供には少しむずかしいので、絵本にはハードルが高いのですが、そのあたりはうまくこなして楽しい読み物に仕上がっています。絵がどれも一工夫あって、テスラファンなら思わずにっこりしてしまうでしょう。所長はテスラが鳥たちと走っているところと老テスラが部屋で鳩に囲まれている場面がとくにお気に入り。
 お子さんの入学祝いや誕生日プレゼントにも最適だと思います。

二コラ・テスラものがたり─”電気の魔術師”とよばれた男
 文:アザダー・ウェスターガード
 絵:フリア・サルダ
 訳:大山泉
 評論社
 2023年4月24日刊

★テスラ対チューリング、新たな戦いの始まりか(3.25)
 完全自動運転EVの量産化を目指すスタートアップ企業のTURING(チューリング、千葉県柏市)がテスラのライバルになるかもしれません。
 チューリングは3月15日、AIを活用して開発したコンセプカーのデザインを発表しました。同社の創業は2021年。2025年から完全自動運転EVのパイロット生産を始め、2030年には年間1万台規模の量産を実現させたいとしています。
 同社の共同創業者のひとりである山本一成CEOは、有名な将棋AIソフPonanza(ポナンザ)の開発者。「テスラを超える自動車メーカーを作る」と決めてチューリングを設立したといいます。
 チューリングの社名の由来はチューリングマシンで有名な英国の数学者アラン・チューリング。悲劇的なエピソードを持つこの天才数学者の名を借りた日本企業が、先行するテスラにどこまで肉薄できるか。興味深く見守りたいと思います。

★新戸雅章の熊本・蔦屋書店講演決定!(3.18)
 テスラ研究所長新戸雅章の熊本講演が下記の通り決定しました。

 テスラ没後80年記念講演:知られざる天才
 日時:4月29日(土)午後3時〜4時30分
 会場:蔦屋書店熊本三年坂 地下イベントスペース
 入場料:無料(座席は新戸の著作購入の方優先)
 主催:新戸雅章氏講演会実行委員会。
 問い合わせ:徳永親 080(2792)5314 E-mail:tokunaga2@gmail.com

 熊本地方のテスラファンの皆様、ご参加をお待ちしています。

★「テスラ小伝」をリニューアル(3.4)
 本HP掲載の「テスラ小伝」を若干リニューアルしました。少しだけ正確に、読みやすくなったのではないかと自負しています。 ⇒テスラ小伝

★二コラ・テスラの世界を目指して ワイヤレス電力供給と通信が融合(2.19)
 ソフトバンクと京都大学、金沢工業大学は現在、共同でワイヤレスで電力供給をするシステムを研究中です。携帯電話基地局にWPT機能を持たせ、IoTデバイスにワイヤレス給電するという構想だとのことです。
 研究の中心人物の1人でソフトバンク基盤技術研究室の長谷川直輝博士のインタビューが「月刊テレコミュニケーション 2023年2月号」に掲載されています。
 Beyond5G/6Gでは、通信だけでなく電力供給も「サービス」として可能になる可能性があるということです。
 京都大学は第25代総長の松本紘先生や篠原真毅先生を中心に早くから宇宙太陽発電や無線電力伝送の研究を進めて来たという経緯があります。長谷川博士も京都大学に入学されて、篠原先生の研究室に入られたということですから、その伝統を受け継がれているのでしょう。若いころからのテスラファンでもあるようで、3者のコラボによる無線給電がどのような成果を見せてくれるのか、本当に楽しみですね。
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★宇宙発電所のプロトタイプ軌道に。(1.3)
 宇宙太陽光発電の研究に長年取り組んできたカリフォルニア工科大学のチームは、日本時間2023年1月3日、スペースX社の「ファルコン9」ロケットで宇宙発電所のプロトタイプを軌道に乗せました。
 雲などの障害物のない宇宙空間で効率良くソーラー発電を行い、得られた電力をマイクロ波の形で地上に送信する。このタイプの技術は、「マイクロ波発電」または「宇宙太陽光発電」と呼ばれ、従来から日本のJAXAをはじめ各国で研究が進められて来ました。課題のひとつは、巨大な面積を持つ発電アレイをいかに効率よく打ち上げ、展開し、構築するか。同チームはこれを折り紙に着想を得た技術で解決したようです。
 将来的に実現すれば、地上で作り出される電力より安価で、安定性の高い電源が得られると期待されます。
 実用化までにはまだ高い壁が待っていますが、ともかく、年頭に一歩を踏み出したことに意義がありますね。






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