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テスラ自伝−わが発明と生涯−
新装改訳版(限定300部)
ニコラ・テスラ
新戸雅章訳
・総頁数 172頁
・版元 テスラ研究所
・定価 1800円(送料+税)
・発行 2009年6月10日
本書は、天才発明家ニコラ・テスラが自らの言葉でその発明と生涯を語った唯一の自伝"My Inventions"の完訳版です。
原テキストは1919年に"Electrical Experimenter"誌に6回にわたって掲載された同名の自伝的エッセーです。老境に入った発明家が疾風怒濤の発明人生を振り返ったこの自伝は、平易な文章といきいきとした描写で読者の好評を博すとともに、天才的創造性の秘密を自ら明かしたテクストとして、テスラ研究の第一級の史料となりました。
その翻訳出版はテスラ・ファンや科学技術関係者のみならず、広くアイデアや発明・発想に関心を持つ読者にとって待望久しい一書となると確信します。
販売は基本的にネット直販で行っております。注文は当ホームページの〈書籍注文コーナー〉より行えます。
★コンテンツ
第1章 青春の日々
第2章 最初の発明
第3章 その後の努力
第4章 テスラコイルの発明
第5章 拡大送信機
第6章 テロートマチックス技術
付録 テスラ名言集「かく語りき」
(「人類エネルギーの問題」ほかより抜粋)
解説 新戸雅章「自伝の成立とその背景」
・・・・・・さらに厳密にいえば、この無線送信機は、減衰係数が極めて小さく、莫大な電荷が高容量で蓄積されるという条件下では、総エネルギーに比してヘルツ波の放射は完全に無視しえるものである。このような回路は、低周波をも含むあらゆる種類のインパルスによって励起され、交流機による発振のような正弦波の持続的発振を生むだろう。
しかし言葉の一番狭い意味では、この送信機はそうした特性を備え、エネルギーの無線送信を高い効果と効率で可能ならしめるよう設計され、地球とその電気的な定数と性質に正確に適合するよう調整された共振変圧器である。送信されたインパルスは少しも減衰しないので、「距離の問題は完全に無視される」。正確な数学的法則に従って、遠隔の発電所からの送信にすら応用可能である。
(「本書」第5章から)
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