テスラは世界中のアーチストやクリエーターを刺激しつづけており、その名前はあらゆるジャンル、メディアに登場しています。ここではそんなテスラとメディアの関係を思いつくまま、気づいたときに紹介していきます。不定期更新ですが、できるかぎり新しい情報を取り入れていきたいと思っています。皆様もどこかでテスラを発見されましたら、ぜひ、情報をお寄せください。 | |
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●2024.12.9:宇宙太陽光発電の実現へ、高度7キロから地上へ送電実験 ●2024.11.5:田口義弘教授の『学び直し高校物理』は高校物理に挫折した人や非理系人間に最適のテスラ入門書。 ●2024.10.21:東大、テスラバルブの新たな使途を発見。固体熱伝導に拡張し熱整流に成功 ●2024.10.20:「セルビアフェア2024」のテスラ展示、盛況のうちに終了 ●2024.10.9:「セルビアフェア2024」にテスラ研究所のブース出展 ●2024.3.15:「天才二コラ・テスラのことば」増補新版、3月15日刊行決定! ●2024.2.25:テスラ研究所、セルビア大使館より表彰される ★LED使う無線送電、昼夜問わずに電力供給 東京科学大学がシステム開発(10.31) 東京科学大学などの研究チームは、発光ダイオード(LED)を使って無線給電する技術を開発した。周囲の明るさに応じて異なる方法で送電を調整し、昼夜問わずに電力供給できる。場所によって明るさが異なる工場や医療施設などでの給電技術として使用できる可能性がある。 マイクロ波(電波)を使用した無線給電技術は、遠距離送電が可能な一方、強力な電波を発信するため、電子機器の動作に影響を与え、通信環境悪化の可能性がある。 レーザー光を使う技術も研究されているが、強力なレーザー光が照射物体を加熱したり、目に当たって失明するリスクもある。そこで東京科学大の宮本智之教授らの研究チームはより安全なLEDによる赤外光で無線給電するシステムを開発した。 チームは、今後は10メートル程度の範囲に、数千ミリワット程度の電力を送る技術の開発を目指すという。 ★宇宙太陽光発電の実現へ、高度7キロから地上へ送電実験(12.9)
一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構(JSS)は12月4日、航空機から地上に向けてマイクロ波を発射する「長距離無線送電実証実験」を長野県諏訪市の霧ヶ峰高原グライダー練習場で実施しました。以前から本HPでも紹介してきた宇宙太陽光発電システムの実現に向けた実験です。実験は、JSSが経済産業省の委託を受け、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や大学・企業関係者らの協力を得て実施したもので、送電部を搭載した航空機が、高度7キロ・メートルを周回飛行しながらマイクロ波を地上に向けてビーム状に発射し、受信装置がある13か所で観測しました。 JSSによると、「航空機から地上へのキロメートル級の長距離送電実験は世界初」だとのことです。 観測結果の解析などを担当した東洋大学理工学部の藤野義之教授は「想定されたビームの振り方になっている。電波の強さも想定通りだ」との感触を口にされたそうです。 また、テスラの夢に一歩近づきましたね。 ★田口義弘教授の『学び直し高校物理』は高校物理に挫折した人や非理系人間に最適のテスラ入門書。(11.05)
所長のような高校物理挫折組に最適な物理の再入門書(非履修者には入門書)が刊行されました。テスラの発明は高校物理が理解できれば、大体理解できると言われていますが、本文中にはエジソンとの電流戦争の詳細な電気学的解説もあり、まさにテスラファンのための入門書といえます。所長も大いに勉強させてもらいましたが、こうした形でテスラの名が広まるのはうれしいですね。プロローグから一部抜粋して紹介します。 物理に挫折したあなたに この本は、高校物理の挫折者や、履修はしなかったが、あらためて学び直したいという初学者を想定して書かれたものだ。 基本コンセプトは天下りにしない、ということに尽きる。高校の物理の教科書はややもすると「世界はこうなってる」という法則や公式が「どん!」と与えられて「信じる者は救われる」とばかりに話が進んでいく。疑問を提示すると「じゃあ、実験で実際にそうなっていることを確認しなさい」といなされてしまう。しかし、実際に実験で確認できたからといって納得感があるかというとそれは別問題だろう(実際のところ、高校物理の教科書の立て付けでは実験をすることが推奨されているが、現実は教育の現場で実験が多用されることは稀である)。(中略) 「こうなりました。昔の人が考えた結果です!」じゃなく、「改めて一から考えたら今の公式や法則って自然な考え方ですよね」と納得できたら、物理に対する苦手意識が払拭できるのではないだろうか。 「なぜそのように考えるか?」の「理由」を説明することができれば、よいレシピを学ぶことで自作の料理を考案できるように、目の前の現実に対して「自分で考えて答えを出す」ことができるようになるかもしれない(以下略)。 ★東大、テスラバルブの新たな使途を発見。固体熱伝導に拡張し熱整流に成功。(10.20)
東京大学生産技術研究所のシンコウ特任助教、野村政宏教授らの国際研究チームは、テスラバルブ構造を用いた熱整流効果の発現に成功したと発表しました。「テスラバルブ」はテスラが1920年に特許を取得した発明で、管内に流れる液体が迂回する複数の涙滴型ループを備えた流体用導管の一種です。一方向には流体がなめらかに流れるが、逆方向では大きな抵抗が生じるよう設計されています。これまでのニューヨーク大学のライフ・リストロフ准教授らの研究により、液体と電子について整流機能が確認されていましたが、今回初めて、固体の熱伝導にも拡張されたわけです。 今後、グラファイトの高純度化や構造設計が重要だとのことですが、高性能半導体デバイスを初め、熱管理が課題となる電子機器などに広く波及効果が期待できるとのことです。 詳細なメカニズムの説明は本ページの手に余るので、日本経済新聞の記事をご参照ください。 1920年といえば、テスラはすでに64歳。しかしその発明意欲は衰えず、テスラタービンなど機械的、流体力学的発明に挑戦し、数々の成果を挙げました。テスラバルブは余り注目されなかった発明ですが、今回このような形でスポットが当たったことは大変喜ばしいことだと思います。 やはりテスラは「21世紀の発明家」のなのですね。 「あまり知られていない同氏の流体制御に関する研究は本当に時代に先んじたものだった」(ライフ・リストロフ) 2024.10.9:「セルビアフェア2024」にテスラ研究所のブース出展 ![]() ![]() ![]() 日本セルビア協会主催による「セルビアフェア2024」が10月13日(日)、東京の代官山ヒルサイドテラスで開催されました。幸い当日は好天に恵まれ、多くの参加者がセルビア料理、セルビアワイン、民族舞踊などを楽しみました。 会場2階に設けられたテスラのブースにも予想以上の方が訪れ、セルビアの英雄を紹介するパネルや映像を興味深げにご覧になっていました。 所長もできるだけブースに張り付いて、(しつこいくらいに)ご説明させていただきました。 日時:2024年10月13日(日) 11:00〜19:00 会場:代官山ヒルサイドテラス アネックスA棟 東京都渋谷区猿楽町29-21 入場料:無料 主催 :日本セルビア協会 後援 :在日セルビア共和国大使館 ★「天才二コラ・テスラのことば」増補新版、3月29日刊行決定!(3.15) 2019年に小鳥遊書房より刊行された「天才二コラ・テスラのことば」の増補新版刊行が決定しました。テスラの発明人生を、彼自身のことばで語らせたい。これが本書刊行時の思いでしたが、初の試みだけに不安もありました。幸い好評をいただいて順調に部数を伸ばし、このほど増補新版刊行の運びとなったしだいです。 新版では、新たなことばを加え、訳文にも修正を施しました。解説も徹底的に見直し、巻末に索引も付けました。 今回の校正で、あらためてテスラの洞察力と透徹した知性を感じることができました。読み返すたびに新たな発見があり、感動があります。 刊行は3月29日予定です。この機会に多くの方にお手に取っていただき、人間テスラの魅力を感じていただければさいわいです。 ★テスラ研究所、セルビア大使館より表彰される。(2.25)
2月15日、テスラ研究所が駐日セルビア大使館から表彰されました。昨年10月、「二コラ・テスラ没後80年記念イベント」を大使館と共催し、セルビアの英雄である二コラ・テスラの業績紹介を通して、セルビアと日本の友好親善に尽くした功績によるとのことでした。当日は、アレクサンドラ・コヴァチ大使より賞状をいただき、大変感激しました。大使には一等書記官時代の18年前、「テスラ生誕150年イベント」でお世話になり、それから十数年へて、大使として赴任された機会に表彰いただいたことに何かご縁を感じます。 イベントでお世話になった日本セルビア協会と防府市青少年科学館も同時に表彰されました。 今後ともテスラの再評価活動を通じて、両国の親善に微力を尽くしたいと思った次第です。
4月29日、熊本市の蔦屋書店三年坂店にて、テスラ研究所長新戸雅章による講演「知られざる天才 二コラ・テスラ」が開催されました。あいにくの雨の中、沢山の方においでいただき、テスラの魅力を知っていただくよい機会になりました。 蔦屋の担当の三瀬弘泰さんが大変なSFファンで、SFとテスラの関係についても話を振られましたが、残念ながら時間が足らず充分な展開ができませんでした。次の機会があれば、ヒューゴー・ガーンズバックを介したテスラとSFのお話ができればと考えています。 最後に今秋のテスラ没後80年の記念イベントの宣伝もさせていただきました。熊本の皆さん、どうもありがとうございました。 |