◆◆テスラ生誕150年記念プレ・イベント◆◆

連続講座・謎と神秘の発明家

ニコラ・テスラの真実



講師/新戸雅章(作家・テスラ研究所所長)


SFもテスラの発明品だった!?

 この9月から開催されてきた連続講座「ニコラ・テスラの真実」もすでに2回の講座を終了、残すは第3回「テスラ-ガーンズバック連続体」のみとなりました。第3回はテスラと「アメリカSFの父」ヒューゴー・ガーンズバックの交友を通して、現在のITメディアにつながる無線ネットワークの誕生やSFの起源などに迫ります。
 講師の新戸雅章は、かつて「SFの本」を発行し、新聞、雑誌のSF批評も担当するなどSFにも深い関心をもっています。テスラとガーンズバックの共振がどのようなメディア、コンテンツを生み出していったか。その探求にはふさわしい講師といえるかと思います。
 ぜひ多数のご参加をお待ちしています。


連続講座「ニコラ・テスラの真実」(全3回)

 11月19日(土) 第3回「テスラ−ガーンズバック連続体」
      ─SF的/ネットワーク的想像力の起源を求めて


◎時間/午後2時〜4時
※講演終了後、懇親会あり(希望者のみ、別会費)
◎会場/東京都中央区銀座5-13-16 東銀座三井ビル 6F会議室
◎講師/新戸雅章(作家・テスラ研究所所長)

◎参加費/1000円(資料代含、料金は当日払い)
◎申込み方法/メール、電話にてお申し込みください。
◎申込み・問合せ先/251-0053神奈川県藤沢市本町1-4-24
 テスラ研究所 0466-27-3267 メール宛先⇒テスラ研究所
※メールの場合には、お名前、ご住所、お電話番号をご記入ください。
◎当日連絡先 070-5132-6977(携帯) 佐藤



※当日は正面入口からエレベーターで6階にお上がりください。


 9月18日(日) 第1回「天才と創造性の秘密」(終了)
 10月22日(土) 第2回「魔術師テスラ」(終了)
 



〈講座概要〉

第3回 「テスラ−ガーンズバック連続体」
 テスラは「アメリカSFの父」ヒューゴー・ガーンズバックとの交友を通して、SFの起源と誕生に深く関わった。無線ネットワークからアメリカSFが誕生する過程を掘り下げながら、現在のネットワークやITメディア形成にテスラが果たした役割を検証する。あわせてテスラ学の過去・現在・未来を探究する。

ヒューゴー・ガーンズバック Gernsback, Hugo 1884〜1967
アメリカのSF作家、編集者。

 1926年、世界最初のSF専門誌「アメージング・ストーリーズ」を創刊した「アメリカSFの父」。テスラを終生敬愛し、次のような熱烈な賛辞を残している。
「もし真に発明した人間をあげるなら、言い替えればーー他の人間によってすでに発明されていたものをたんに改良しただけでなくーー発明し、発見した人間をあげるなら、疑いなく、ニコラ・テスラは現代の最大のというだけでなく歴史上最大の発明家である……彼の革新的であるばかりでなく基本的な発見は、まったく大胆で、知的世界の歴史においてまったく並ぶものがない」
 ベオグラードのテスラ博物館には彼が製作させたテスラのデスマスクが展示されている。



第1回 「天才と創造性の秘密」
 映像による伝記的紹介からはいり、宿命のライバル、発明王エジソンとの発想・スタイルの比較を通してテスラの天才的発想の秘密に迫る。とくに「共振」というキーワードに注目し、無線やロボットの発明が彼の身体性やイメージを通して誕生する瞬間をとらえる。
 テスラ・ファンだけでなく、発想やアイデアの根源を知ることによって、ビジネスや研究の参考にしたい方に広くおすすめしたい。(終了)

第2回 「魔術師テスラ」
 テスラの中にある魔術師性を探りながら、彼がなぜオウム真理教、千乃正法などのカルト宗教やオカルティストを魅了したのかを、講師自身の体験もまじえながら具体的に追求する。魔術師と発明家、発明と現代の科学技術との関係も取り上げたい。(終了)



ニコラ・テスラ Nikola Tesla 1856〜1943
エジソンのライバルで19世紀最大の発明家のひとり。彼が発明した交流電力システムは今日の電力システムの基礎となった。ラジオや無線操縦など、無線の業績もマルコーニをしのぐ。磁束密度をあらわす国際単位Tは彼の名から取られている。その天才的創造性に対する関心は21世紀にはいってますます高い。

新戸雅章 Shindo Masaaki
 1948年藤沢生れ。作家、ニコラ・テスラ研究家。30代後半でテスラと出会い、伝記の執筆を志す。現在、テスラ研究所所長、国立テスラ博物館顧問スタッフ。テスラ記念協会、国際テスラ協会各会員。 主な著書:「発明超人ニコラ・テスラ」「バベッジのコンピュータ」「逆立ちしたフランケンシュタイン」(以上、筑摩書房)「情報の天才たち」(光栄)


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