テスラは世界中のアーチストやクリエーターを刺激しつづけており、その名前はあらゆるジャンル、メディアに登場しています。ここではそんなテスラとメディアの関係を思いつくまま、気づいたときに紹介していきます。 不定期更新ですが、できるかぎり新しい情報を取り入れていきたいと思っています。皆様もどこかでテスラを発見されましたら、ぜひ、情報をお寄せください。 |
★そごう・西武百貨店、テスラ・モーターズ社の電気自動車を福袋に(12.30) そごう・西武百貨店は、2011年の新年福袋として、テスラ・モーターズ社の電気自動車と、リゾート別荘の一週間レンタルをセットにしたスペシャル福袋を発売すると発表しました。 車種は日本で12台限定発売された「ロードスター・シグネチャースポーツ」で、福袋の価格は1850万円。限定1セットの発売となり、1月2、3日に店頭で申し込み受け付け、抽選で1名に販売されます。 テスラと福袋、これは新年から縁起がいいですね。 ★出光興産、GSにテスラ社EV用充電器を設置(12.30) 出光興産は米テスラ・モーターズ社の電気自動車(EV)向け急速充電器を都内2カ所のガソリンスタンドに設置すると発表しました。今後、サービス拠点を順次拡大、来年前半までに都内を中心に約30カ所まで増やす予定だそうです。 サービスは有料で、充電料金はフル充電が3780円(消費税込み)、30分コースが2100円(同)となるそうです。 EVの普及には充電インフラの整備が不可欠なので、これはいいニュースですね。 ★参議院のODA調査派遣第3班、ニコラ・テスラ火力発電所を訪問(12.29) 参議院のODA調査派遣第3班(団長大久保勉議員、小西洋之議員及び北川イッセイ議員)が、12月5日(日)から10日(金)まで、オーストリア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナの各国を視察したという報告が、参議院のホームページに掲載されました。 セルビアでは、首都ベオグラード近郊のニコラ・テスラ火力発電所を訪問したとのことです。この発電所は総発電量615MWとセルビア最大級の規模を誇り、SO2の主要な排出源となっているため、排煙脱硫設備(FBG)の設置が計画されています。事業は日本からの円借款の候補となっており、今回の訪問はその関連だったようです。 セルビアの環境対策は、彼らが加盟を希望しているEU各国に比べてまだ遅れています。それが日本の援助によって大きく前進するとすれば、たいへんにうれしいことですね。 ★この冬はテスラ博物館へ、ヨーロッパ最大のホテル料金比較サイト"Trivago"に博物館情報掲載(12.27) 海外ホテルの価格比較・レビューサイト"Trivago"に「テスラ博物館」の情報が掲載されています。ベオグラードのホテルの価格比較とあわせて、館内展示の鮮明な写真も掲載されています。 博物館の公式ページとあわせると、見ているだけでツアー気分を味わえます。 テスラ博物館といえば、テスラ・ファンなら一度は訪れてみたい聖地。ヴァーチャルツアーで物足りないなら、この冬休みを利用して本物の博物館に足を踏み入れてみてはどうでしょうか。 ★エジソン社、テスラの交流システムでミラノのスカラ座を照らす(12.17) イタリアからおもしろい記事が届きました。 ミラノのスカラ座といえばイタリア・オペラの殿堂ですが、電気技術史的には1883年、エジソンが2800個の白熱電球を使って電気照明を行ったことでも知られています。このほど、その劇場の屋根に太陽光発電パネルを敷き詰め、発電した電力で劇場の照明をまかなうという試みが始まりました。 システムを導入したのは大手電力会社のエジソン社。名前からわかるとおり、エジソン直系の電力会社です。となれば使われた照明器具はもちろんエジソン電球となりますが、今回は前回と違う点がふたつあります。ひとつは太陽光発電であること(前回は火力発電でした)。 そしてもうひとつはシステムにエジソンの直流ではなく、テスラの交流が使われたことです。 せっかくエジソンの偉業を称えるイベントに直流を使わないのは画竜点睛を欠きますが、交流に基づく劇場の照明システムを、このために一新することはできなかったのでしょう。 このニュースを伝えたある記事は、今回のイベント「はエジソンの偉業の復活であるだけでなく、孤独と窮乏のうちに死に、自分の名前を冠した会社もなかったテスラのエジソンに対する復讐でもある」と、皮肉なコメントを寄せています。 ★テスラにはアリス・クーパーがよく似合う(12.17) Q:「メガマインド」にはたくさんのポップカルチャーが登場するけど、あなたにとって特にどれが? A:メガマインドのキャラクターではふたつのものに影響された。わたしが大ファンのテスラは、大衆に愛されたエジソンと対比して……、彼(テスラ)は皆から非難された超天才で、偉大な発明を提供した偉人なんだ。だからテスラにはアリス・クーパーのような服を着せた。クーパーのステージを見たことがあるなら、ぴったりだと思わないかい。AC/DCはあんなじゃなかった。メガマインドに短パンとネクタイは似合わないんだよ。 (メガマインドの監督トム・マクグラスのインタビューから) ★SETI(地球外知的生命探査)のパイオニア、テスラ(12.5) 12月2日、NASAがカリフォルニア州の湖で「リンの代わりにヒ素を用いて生命活動を維持する細菌」を発見したと発表しました。このニュースを読みながら、テスラの洞察力にあらためて思いをいたしました。 彼は100年以上前の論文で、地球外生命の可能性について次のように述べています。 ……惑星の条件が既知の生命の生存に適さないからといって、有機体の存在を否定しえないし、その生命の一部が地球上に存在しないとも断言できない。なぜなら、わたしたちはその構造や生命の発現を認知できない可能性があるからである。(『人類エネルギーの問題』1900年) NASAのチームは、今回、このテスラのいう「宇宙か地球上に存在する異質の生命体」を発見したことになります……。(写真はNASA提供) ★「テスラは泣かない」って、バンド名?(12.2) 「テスラは泣かない」という名のバンドがあることごぞんじでしたか。鹿児島市内・福岡でライブ中心に活動する男性ヴォーカルのインディーズバンドです。結成は2008年。これまで2枚のミニアルバムを出しています。 曲名と間違えそうなバンド名ですが、テスラの名がはいったバンドとしては、多分日本で初めてです。メンバーの誰かがテスラ・ファンなのでしょうか。 音楽については専門外ですが、テスラのよしみで応援したいと思います。アメリカのハードロックバンド「テスラ」並のご活躍を。 ★テスラ、マディソンでスティームパンクと出会う(11.23) 11月5日から7日まで、アメリカ、ウィスコンシン州のマディソンでスティームパンクのイベント「テスラコン」が開かれました。会場には全米16州から400人のスティームパンク・ファンが集まり、パネルディスカッションや映像展示、コスプレなどを楽しみました。 テスラコンの名はもちろんニコラ・テスラに捧げられたものです。 ヴェルヌやウェルズが描いた19世紀の先進技術とその技術的想像力をめでるスティームパンクは、いまやSFの大きなサブ・ジャンルになっています。その技術の基礎を築くとともに、想像力にも多大な影響を与えたテスラは、生きたスティームパンクSFともいうべき存在でした。 日本でもSFファンとテスラファンが合同で、こんなイベントを開けたら楽しいでしょうね。 ★『メガマインド』が北米映画興行収入ランキングで2週連続首位(11.23) 11月5日から全米公開された「メガマインド」が11月12日―14日の北米映画興行収入ランキングで2週連続の首位を獲得しました。 3週目は超強力「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」に首位を譲りましたが、2位と大健闘でした。 日本公開のほうはやはり来春となるようで、これも楽しみです。その際には、プログラムや宣伝パンフでテスラのことにもちゃんとふれてほしいですね。 ★話題の『メガマインド』11月5日から全米公開、日本公開は?(11.3) テスラをモデルにした3Dアニメ『メガマインド』が、既報のとおり11月5日から全米公開されます。 ”メガマインド”は悪のマッドサイエンチストとして登場しながら、その後は二転、三転して、単純な悪役のままでは終わらないようです。このあたりが、評価の急転を何度も味わったテスラを思わせて、なかなかいいですね。 アメリカでの反響はどうでしょうか。 日本公開は来年春頃との情報もありますが、今のところ未定だとか。早く決まるといいですね。 ★★南青山にテスラを見に行こう(10.31) 米テスラ・モーターズが10月26日、アジア初のショールームを東京・南青山にオープンしました。今後はこのショールームが「テスラロードスター」の販売拠点となります。 日本で販売されるタイプは2人乗り。3.5時間の充電で394キロの走行が可能といいます。 お値段は少々張りますが(1280万円から)、政府から最大261万円の補助金を得られます。それに、なんといっても見るだけならただですからね。 ★★ティアックが「テスラテクノロジー」搭載のヘッドフォン発売(10.30) ティアックがこの12月、最新の「テスラテクノロジー」を搭載した独beyerdynamic製のヘッドフォン「T 5 p」を発売します。 テスラテクノロジーとは、1テスラを超える磁束密度を生み出す新技術のこととか。これによりスタジオモニタースピーカーに匹敵する緻密さとダイナミックさが可能になったといいます。 価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後。 なお、東京・中野のAV機器専門店フジヤエービックで10月30日に行なわれる「秋のヘッドホン祭 2010」に出展され、試聴も可能とのことですから、興味のある方はどうぞ。 ★★テスラがモデルの3Dアニメ『メガマインド』、11月全米公開!!(10.9) この11月に全米公開される『メガマインド』(ドリームワークス)は、正義のヒーロー「メトロマン」と悪のマッドサイエンチスト「メガマインド」の抗争を描く3Dアニメ。製作者によれば、後者のモデルはニコラ・テスラだとか。 この作品の元ネタとなったコミックの『スーパーマン』第一話には、テスラがエネルギー兵器で都市を破壊するマッドサイエンチストとして登場します。本作ではそのイメージをもとに、どこか憎めないアンチヒーローにアレンジされているようです。 一方、メトロマンのモデルはエジソンだとか。つまりこれは「電流戦争」のアニメ版ということにもなりますね。 メトロマンの声をブラッド・ピットが務めているのも話題。日本公開が待ちどおしいですね。 ★★オバマ大統領演説、米国をつくった移民の代表としてテスラの名を挙げる。(少し古いニュース)(10.9) 少し古いニュースをおとどけします。 オバマ米大統領は去る7月1日、ワシントン市内のアメリカン大学で不法移民対策に関する演説を行いましたが、その際、アメリカをつくった偉大な移民の例として、アインシュタイン、カーネギーらとともにニコラ・テスラの名を挙げてその栄誉をたたえました。 「・・・この絶え間ない移民の流入が、今日のアメリカを築いたのはもちろんのことです。 アルベルト・アインシュタインの科学革命、ニコラ・テスラの発明、アンドリュー・カーネギーのUSスティール、セルゲイ・ブリンのグーグル─これらはすべて移民の力によって可能になったのです。・・・」 テスラの評価・認知度上昇の一途で、うれしいかぎりです。 ★★安全カミソリの発明者ジレットの空想都市とテスラ(10.2) 「ジレット」といえばT字式替刃式安全カミソリ、つまり安全カミソリの代名詞ですが、その発明者キング・キャンプ・ジレットのことは余り知られていません。 とくにジレットが空想社会主義者で、テスラの発明とも縁が深かったことを知る人は少ないでしょう。 1890年代、彼はナイアガラ瀑布の上に建設される「完全な都市」の構想を発表しました。なぜナイアガラかといえば、テスラの交流によってエネルギーの問題が完全に解決されると考えたからでした……。 ★『光の偉人 陰の偉人』,をご覧になりましたか(9.27) NHKーBShiの『光の偉人 陰の偉人』が昨日(9月26日)放送されましたが、よくぞここまでという感謝の念でいっぱいです。スタッフの皆様の努力とセンスに心から敬意を表します。 テスラを真正面から取り上げ、解説もきわめて適切でした。これではじめて知った方にも、彼の実像がよく伝わったと思います。 今後は番組のシリーズ化はもちろん、地上波での放送も期待したいと思います。いや、必ずそうなるのではないでしょうか。 それほどよくできた番組でした。 見逃された方は再放送でぜひ。 再放送: 10/15(金) BS-hi 19:00〜19:44 ★『光の偉人 陰の偉人』,、いよいよ明日放送!(9.25) NHK-BShi『光の偉人 陰の偉人』の放送日がいよいよ明日に近づいてきました。 光の偉人 陰の偉人 ▽かくして電気の時代は始まった!発明王エジソンと稲妻博士テスラ 本放送: 9/26(日) BS-hi 21:00〜21:44 再放送: 10/15(金) BS-hi 19:00〜19:44 仮想博物館のキュレーター役が原沙知絵さんと浅利陽介さんで、解説が竹内薫さん。語り手が名優石橋蓮司さんという豪華ラインナップ。 薬試寺さんのテスラコイルとともに、両雄の対決をぞんぶんにお楽しみください。 ★「ローラ・ジョーンズとテスラの遺産」(日本語版)がおもしろい(9.22) 冒険家ローラ・ジョーンズはある日、祖母に宛てられたニコラ・テスラの遺品を受け取った。手紙には謎の言葉が記され、それを解いた者には自分の発明品を譲ると書かれていた……。 テスラの遺産を求める人気アイテム探しゲームの日本語版です。ゲームもとてもよくできています。数々の謎を解いて、テスラの大発明をぜひ手にいれてください。 ★ジム・ジャームッシュ監督、テスラのオペラ台本を執筆(9.20) ジム・ジャームッシュ監督といえば、テスラ・ファン的には本物のテスラコイルが登場する映画『コーヒー&シガレッツ』(2004年)で有名ですが、これでテスラづいたのか、最近、テスラのオペラ台本を共同執筆していると発表しました。 テスラの演劇はいくつかありますが、オペラは初めてではないでしょうか。テスラとオペラは相性がよさそうですし、曲者ジャームッシュがからんでいるとなると、かなり期待できそうですね。 Jim Jarmusch Working on Stooges Documentary, Nikola Tesla Op ★『光の偉人 陰の偉人』の放送予定について(9.15) 既報、NHK-BShiの『光の偉人 陰の偉人』の放送予定を再度お知らせします。 本放送: 9/26(日) BS-hi 21:00〜21:44 再放送: 10/15(金) BS-hi 19:00〜19:44 となります。テスラとエジソンの熾烈な「電流戦争」を正面から取り上げた番組です。キュレーター役の女優原沙知絵さんとともに、薬試寺さんのテスラコイルもスタジオに登場します。ぜひ、お楽しみに。 ★NHK-BShiにテスラ登場!! 『光の偉人 陰の偉人』に(9.5) NHK-BShiの『光の偉人 陰の偉人』(9月26日(日)午後9時放送予定)にテスラが登場します。 この番組は「”光の偉人””陰の偉人”が火花を散らす物語を通じて歴史誕生の瞬間に立ち会う」という謳い文句の歴史バラエティ。その第一弾として光のエジソン、影のテスラが選ばれたというわけです。 タイトルは「“発明王エジソン”と“稲妻博士ニコラ・テスラ”」 テスラ研究所が、番組つくりに資料提供やアドバイスをさせていただきました。所長の『天才の発想力』も参考にしていただいたようです。 テスラとエジソンの熾烈な闘いがどのように描かれるのか、興味津々です。ぜひ、ご覧ください。 ★日本のテスラ? 大気電流発電を研究する金沢工大の饗庭教授(9.4) 金沢工大の饗庭貢教授は大気中の比較的低圧の静電気を回収して、電力として利用する技術を研究しています。 雷雲が近づくと地表との間に大気電流や、雷放電後の続流と呼ばれる弱い電流が発生します。これを避雷針で回収し、電気二重層キャパシタに蓄えて電力化する仕組み。落雷防止にも効果があるといいます。 実用化は未知数ですが、なんにしても夢のある研究ですね。 詳しくはこちらから⇒「大気から電気を収集」 ★ジム・ジャームッシュ監督、テスラのオペラ台本を執筆(9.20) ジム・ジャームッシュ監督といえば、テスラ・ファン的には本物のテスラコイルが登場する映画『コーヒー&シガレッツ』(2004年)で有名ですが、これでテスラづいたのか、最近、テスラのオペラ台本を共同執筆していると発表しました。 テスラの演劇はいくつかありますが、オペラは初めてではないでしょうか。テスラとオペラは相性がよさそうですし、曲者ジャームッシュがからんでいるとなると、かなり期待できそうですね。 Jim Jarmusch Working on Stooges Documentary, Nikola Tesla Op ★『光の偉人 陰の偉人』の放送予定について(9.15) 既報、NHK-BShiの『光の偉人 陰の偉人』の放送予定を再度お知らせします。 本放送: 9/26(日) BS-hi 21:00〜21:44 再放送: 10/15(金) BS-hi 19:00〜19:44 となります。テスラとエジソンの熾烈な「電流戦争」を正面から取り上げた番組です。キュレーター役の女優原沙知絵さんとともに、薬試寺さんのテスラコイルもスタジオに登場します。ぜひ、お楽しみに。 ★NHK-BShiにテスラ登場!! 『光の偉人 陰の偉人』に(9.5) NHK-BShiの『光の偉人 陰の偉人』(9月26日(日)午後9時放送予定)にテスラが登場します。 この番組は「”光の偉人””陰の偉人”が火花を散らす物語を通じて歴史誕生の瞬間に立ち会う」という謳い文句の歴史バラエティ。その第一弾として光のエジソン、影のテスラが選ばれたというわけです。 タイトルは「“発明王エジソン”と“稲妻博士ニコラ・テスラ”」 テスラ研究所が、番組つくりに資料提供やアドバイスをさせていただきました。所長の『天才の発想力』も参考にしていただいたようです。 テスラとエジソンの熾烈な闘いがどのように描かれるのか、興味津々です。ぜひ、ご覧ください。 ★日本のテスラ? 大気電流発電を研究する金沢工大の饗庭教授(9.4) 金沢工大の饗庭貢教授は大気中の比較的低圧の静電気を回収して、電力として利用する技術を研究しています。 雷雲が近づくと地表との間に大気電流や、雷放電後の続流と呼ばれる弱い電流が発生します。これを避雷針で回収し、電気二重層キャパシタに蓄えて電力化する仕組み。落雷防止にも効果があるといいます。 実用化は未知数ですが、なんにしても夢のある研究ですね。 詳しくはこちらから⇒「大気から電気を収集」 ★今週はテスラ・ウィーク ─『魔法使いの弟子』 『飛び出せ! 科学くん』(8.12) 今週末はテスラ・ウィークになります。 13日(金)日からはディズニー映画の『魔法使いの弟子』が公開されます。 既報の通り全編、テスラへのオマージュともいえる映画ですが、とくに楽しめるのは、テスラコイル・オタクのデイヴが、巨大テスラコイルで実験を行うところ。 ファラデーケージも登場し、リアルで迫力満点です。 そして翌14日(土)はTBSテレビの『飛び出せ! 科学くん』(19:00-19:56)。 人気コーナーの「良い子はマネしちゃいけない科学実験」に薬試寺美津秀さんのテラコイルが登場します。 バナナマンの日村がファラデーケージの中で絶叫したり、しょこたん(中川翔子)が、電撃女子として登場したりと、見所がいっぱい。 とくにしょこたんの頑張りがすごい。 どちらも必見です! くれぐれもお見逃しなく。 ★テスラ生誕記念の動画がファンの手で(7.19) 7月10日のニコラ・テスラ154回目の誕生日を記念して、あるテスラファンが生涯を振り返る動画を製作・公開しています。楽しみながら、テスラの経歴と功績が理解できるたいへんよくできた動画です。 字幕なしですが、わかりやすい英語なので、ぜひ一度ご覧になってください。 ★薬試寺テスラコイルがテレビ出演!! TBSテレビ『飛び出せ! 科学くん』に(6.24 おなじみ薬試寺美津秀さんの巨大テスラコイルがテレビに登場します。 番組はTBSテレビの『飛び出せ! 科学くん』。毎週土曜午後7時から放送されている人気科学番組で、ココリコの田中直樹さんと、「しょこたん」こと中川翔子さんがMCを務めています。 その7月3日(土)放送の特番で、テスラコイルの放電実験が取り上げられ予定です。撮影には所長もおじゃまさせていただきました。 「テスラコイルの放電に直撃される出演者の運命やいかに!?」──といったところで、どうかご期待ください。 ★ニコラス・ケイジ、テスラを語る(7.10) 映画全体を通してたくさんの魔法の瞬間があったよ。とくに印象深かったのがニコラ・テスラとのことさ。偶然にも映画を撮了したのが彼の誕生日だったし、わたしの誕生日が彼の命日だったこともわかった。 それで気になってニューヨーカー・ホテルのテスラの部屋に泊まったのさ。誇張していえば、霊を呼び出せられるかどうか、自分に何が起こるかを知るためだけにね。 なにも起こらなかったよ。 でも、何かが窓に当たったんだ。鳩かも知れないとわたしは思った。テスラの本は少し読んでいたし、鳩は彼の親友で、めんどうを見ていたのを知っていた。彼にとっては鳩と科学だったんだよ。で、わたしはそれを神からの贈り物だと思ったのさ。 わたしは鳩を映画に登場させる方法を追求し、鳩の足をテスラのために治してあげることにしたのさ。この映画の至る所にテスラはいるんだ。…… ─ニコラス・ケイジ(「サン」インタビューから) ★ニコラ・テスラVs.ニコラス・ケイジ(7.9) ニコラス・ケイジ主演『魔法使いの弟子』が、8月13日(金)全国ロードショー公開されます。 この作品はディズニーアニメの傑作『ファンタジア』にインスパイアされた実写作品。舞台は1930年代のニューヨーク。ケイジ演じる魔法使いと、その弟子の物理オタク青年が、蘇った史上最悪の魔法使いと秘術を尽くした闘いを繰り広げます。 巨大テスラコイルやプラズマといったテスラ的アイテムが満載で、オタク青年の研究所などまるでテスラの研究所のよう。 テスラファンなら「あ、あれもテスラ、これもテスラ……」と楽しめるにちがいありません。 「かめはめ波ああああああああああお……!!」もありますしね。 今から公開が待ち遠しい。 ★テスラの洞察力と才気がなければ、わが社の車はありえないだろう(5.31) テスラ・モーターズのホームページには同社の社名の由来がニコラ・テスラにあり、「そのビジョンと才能の輝きがなければ、わが社のEVカーもありえないだろう」 "Without Tesla's vision and brilliance, our car wouldn't be possible"と書かれています。 ビジネスの世界のことですから今後の展開は読めませんが、テスラ・ファンとしては応援せざるをえないですね。 (c)Thomas doerfer ★テスラ・モーターズ、トヨタとの提携発表(5.27) 米テスラ・モーターズの動きが活発です。4月に株式上場したテスラ・モーターズがこのほどトヨタ自動車と業務提携することで合意しました。 業務提携の内容はEVや部品の開発、生産システム・技術などで、トヨタはテスラに総額5000万ドル(約45億円)を出資し、株式を保有するとのことです。 トヨタはEVを2012年に投入とか。「プリウス」に続くヒット商品となりますか。 トヨタ自動車、EVベンチャー・米テスラモーターズと提携 ★米テスラモーターズ、株式上場計画発表(4.23) 電気自動車ベンチャーとして成長著しい米テスラ・モーターズ。テスラの名を冠したこの新興企業のことは本HPでも何度か紹介してきましたが、このほど新規株式上場計画を米証券取引委員会に登録するとの発表がありました。 実現すれば、完成車メーカーでは1956年のフォード以来の快挙とのこと。めでたいお話です。このまま世界的企業にして、テスラの名をますます高めてほしいものですね。 物理学者テスラの名前を冠したEVベンチャーの実力 ★新戸雅章のロボット本(共著)刊行(3.27) 今月半ば、テスラ研究所長新戸雅章が共著書『面白いほどよくわかるロボットのしくみ』(大宮信光編・日本文芸社)を上梓しました。 SF界の先輩大宮信光さん、気鋭の工学ライター鼎元享さんとの共著で、新戸の担当は第2章「ロボットの歴史」の部分。 古代エジプト、ギリシアから現代まで、神話、からくり人形から実用ロボットまで、ロボットの歴史がほぼ網羅されています。書店でみかけましたら、ぜひお手にとってご覧下さい。 ★新戸雅章の講演のご案内(2.18) 下記の要領で、テスラ研究所長新戸雅章の講演を行います。タイトルは「からくり人形からロボット・コンピュータへ」。 テスラとも多少関係がありますので、ご興味のある方はどうぞ。 タイトル:「からくり人形からロボット・コンピュータへ」 講師 :新戸雅章(作家) 開催日時:2010年3月7日 日曜日 午後6時15分〜8時15分 参加費 :千円 会場 :高井戸地域区民センター3F 内容紹介:鉄腕アトムやドラエモンの夢は、「アシモ」や「アイボ」の登場によって今や現実になりつつある。 ロボットの歴史はいつごろ始まり、どのように発達してきたのか。西洋のオートマトンや日本のからくり人形の歴史をひもときながら、その夢の歴史をたどる。 ★日本で無線エネルギーロケットの試み(2.9) 東京大学の小紫公也教授らのチームが、マイクロ波で送信されたエネルギーを利用する模型ロケットの発射実験に成功しました。 電波を受信するのは、ロケット下部の凹面鏡のようなへこみ。これに向けてマイクロ波を照射すると、一点に焦点を結んで空気が瞬間的に約1万度まで加熱されます。これにより、爆発的に膨張した空気によってロケットを押し上げられるという原理です。 現在の化学ロケットは、地球の重力圏を脱出するまでに大半のエネルギーを消費してしまいます。しかしこの方式が実用化されれば、搭載燃料の大幅な減少が可能になり、その結果、機体の小型化、低コスト化につながります。 テスラは1910年代に、無線電力を利用したロケット(テロートマトン)を構想しましたが、今回の模型ロケットはその現代版といえるものです。今後の研究に期待したいと思います。 |