テスラは世界中のアーチストやクリエーターを刺激しつづけており、その名前はあらゆるジャンル、メディアに登場しています。ここではそんなテスラとメディアの関係を思いつくまま、気づいたときに紹介していきます。 不定期更新ですが、できるかぎり新しい情報を取り入れていきたいと思っています。皆様もどこかでテスラを発見されましたら、ぜひ、情報をお寄せください。 |
●2011.9.29: グーグルのCEOラリー・ペイジ、テスラを語る ●2011.8.12: 赤崎勇氏、IEEEのエジソン・メダルを受賞 ●2011.6.18: グーグル、太陽光パネル設置事業への巨額投資を発表 ●2011.6.12: 工学部学生に聞いたヒーローのアンケートでテスラが第4位に ●2011.5.28: リッツ・ホテルのディナーにテスラを招待したい─トマス・ドルビー ●2011.5.22: テスラ初の量産車、日本での予約受付開始。納車は13年 ●2011.5.18: プレイステーションの戦闘アクションゲームに、テスラをイメージしたキャラクター登場! ●2011.5.11: 「ニコラ・テスラ研究」続報。 ●2011.5.10: 前広島県議会議員がテスラや陰謀論について、つぶやいています。 ●2011.5.5: 6月にテスラ研究所から「ニコラ・テスラ研究」創刊。 ●2011.4.25: 量子ドット太陽電池の理論変換効率75%に ●2011.3.22: 名古屋市科学館、3月19日オープン。テスラコイルついに稼動 ●2011.3.4: 2基の薬試寺テスラコイルとともに、名古屋市科学館リニューアル・オープン ●2011.2.17: テスラのフラッシュゲームをご紹介 ●2011.2.1: ラリー・ペイジ、4月からグーグルのCEOに ●2011.1.27: 三菱電機、京大などが太陽光発電衛星(SPS)の実験開始 ●2011.1.21: クリスチャン・ベールがテスラ映画の主役に ●2011.1.18: テスラ発明の知能ロボットが大活躍する『アトミックロボ』 ●2011.1.15: レアアース不要の誘導モーターが、EV(電気自動車)をリードする ●2011.1.13: テスラ・ロードスターのワイヤレス給電を動画でどうぞ ●2011.1.13: 日本TI、Qi認証取得済のワイヤレス電源開発キットを発表 ●2011.1.12: テスラ社のEV電池のコストは、従来電池の3分の1 ●2011.1.12: 花開くワイヤレス給電、時代がテスラに追いついてきた ●2011.1.11: テスラがテグラを採用 ★グーグルのCEOラリー・ペイジ、テスラを語る(9.29) グーグルのCEOになってほぼ半年になるラリー・ページが、米国時間9月27日、グーグルの「Zeitgeistカンファレンス」でステージから聴衆に語りかけた。 その冒頭、ページは彼のヒーローであるニコラ・テスラについてふれ、テスラはすばらしい発明家だったが、資金を確保できなかったためにすべてのアイデアを実現することはできなかった。もし、彼が失敗していなかったら、今頃は大陸を横断する無線電力網が完成していただろうと語った。 ★赤崎勇氏、IEEEのエジソン・メダルを受賞(8.12) 米国電気電子技術者協会(IEEE)は8月10日、電気電子工学分野で優れた業績を上げた人に贈る今年のエジソン賞受賞者を、名古屋大学特別教授、名城大学特任教授の赤崎勇氏(82)に決定したと発表しました。 日本人受賞者は00年の西沢潤一・東北大名誉教授に続き2人目となります。 赤崎教授が世界初の高輝度青色発光ダイオードを実現したことが評価されての受賞。赤崎教授は「歴史的にも権威ある賞をいただき、身に余る光栄です」とコメントしました。 ちなみにこの賞はニコラ・テスラも受賞していることは、皆様ごぞんじの通りです。 ★グーグル、太陽光パネル設置事業への巨額投資を発表(6.16) 6月14日、検索サイトのグーグルが住宅の屋根に太陽光パネルを設置する事業への投資を発表しました。2億8000万ドル(約225億円)の基金を設立し、同社としては過去最大規模のクリーンエネルギーへの資金投入となります。 投資先は新興の太陽光発電企業ソーラーシティ(SolarCity)。この会社は「テスラモーターズ」の会長兼CEO、イーロン・マスク氏が会長を務めています。 両者は太陽エネルギー普及の最大障壁である価格の“破壊”を目指すとのことです。 ★工学部学生に聞いたヒーローのアンケートでテスラが第4位に(6.12)。 このほど英国の工学部学生に聞いた工学ヒーローのアンケートで、テスラが第4位に選ばれました。 調査を行ったのはゼネラル・エレクトリック社。工学部に在籍する学生約900人に対して、自分の工学ヒーローを選ぶよう求めた結果、第1位に輝いたのは「高速鉄道の父」イザンバード・キングダム・ブルネル。第2位がサイクロン式掃除機でおなじみジャエイムズ・ダイソン、第3位がアップルの創業者スティーブ・ジョブス、そして第4位がニコラ・テスラということになりました。 以下、ビル・ゲイツ、ジェット・エンジン製作の先駆者ジェームズ・ホイットル、アイザック・ニュートン、ロールス・ロイスの創業者チャールズ・ロールズ&ヘンリー・ロイスと来て、10位がトマス・エジソンの順。 同じダイソンなら、ダイソン球のフリーマン・ダイソンにランクインしてほしかったし、チャールズ・バベッジも忘れてほしくなかったけど、新旧入り乱れて、なかなか興味深いランキングですね。 ★リッツ・ホテルのディナーにテスラを招待したい─トマス・ドルビー(5.28)。 14. リッツ・ロンドンのディナーにだれを招待したいと思う? ニコラ・テスラだね。彼は最新の発明にかかりきりで、以前の発明をうまく自分の手柄にできなかったんだ。ラジオとか、交流とか、さまざまな時代を超えた発明をね。 われわれはそれを一世紀遅れで、まだとらえきれてないんだよ。 どこかマッド・サイエンチストを思わせる天才肌のミュージシャン/音楽プロデューサー/発明家、トーマス・ドルビーのインタビューから。 ★テスラ初の量産車、日本での予約受付開始。納車は13年(5.22)。 米国の電気自動車メーカー、テスラ・モーターズはさる5月9日(日本時間10日)、新型EV「モデルS」の日本での予約受け付けを始めたと発表しました。 5人乗りの4ドアセダンで、同社のEVカーとしては2人乗りスポーツカー「ロードスター」に次ぐ2車種目。量産車としては初となります。 日本での納車予定は2013年となっています。 ★プレイステーションの戦闘アクションゲームに、テスラをイメージしたキャラクター登場!(5.18)。 今秋発売予定のプレイステーション(PS3/Xbox 360)用乱戦格闘アクション「MAX ANARCHY(マックス アナーキー)」に、テスラをイメージさせるキャラクターが登場します。 そのキャラクターとは、サイボーグの「ニコライ・ドミトリー・ブルイギン(Nikolai Dmitri Bulygin)」。名前もテスラ(ニコラ)からとっただけでなく、背中のリアクターから両腕に通電、強力な電撃を帯びた腕になるところもテスラ的。 極めつけはキラーウェポンの「テスラ・ブリッツ(Tesla Blitz)」。 どんな技かは、紹介映像でどうぞ ★「ニコラ・テスラ研究」続報(5.11)。 既報どおり6月、テスラ研究所から創刊予定の「ニコラ・テスラ研究」の目次をご紹介します。 テスラの論文・エッセーの翻訳・紹介については、自然エネルギーや戦争兵器、ロボットなどに言及した部分に力を入れて紹介するつもりです。どうかご期待ください。 なお、内容は一部変更される可能性があります。 ◎翻訳 ニコラ・テスラ「戦争を終結させるマシン」 ニコラ・テスラ「媒体からエネルギーを取り出す方法」(『人類エネルギーの問題』から)) ニコラ・テスラ「人類の運命に対する宇宙力の影響──戦争はイタリアに地震を引き起こすか」 ケネス・スウェジー「ニコラ・テスラ」 ◎研究 新戸雅章「日本電力史とテスラ」 新戸雅章「テスラ・ガーンズバック・サイエンスフィクション」 その他、「テスラ・スポット探訪」、「今月のテスラコイル」、エッセー、ニュースなど。 ★前広島県議会議員がテスラや陰謀論について、つぶやいています。(5.10) 民主党前広島県議会議員の梶川ゆきこ氏が、自身のTwitterで「東日本大震災は人工地震」だとか、「口封じのために、ニコラ・テスラは暗殺された」とかつぶやいています。 阪神大震災のときもそうでしたが、大きな地震が起こると必ずこの手の人が出てきます。 いい加減にしてほしいものです。 ★「ニコラ・テスラ研究」創刊! 6月にテスラ研究所から(5.5)。 6月、テスラ研究所から「ニコラ・テスラ研究」が創刊されます。 内容はニコラ・テスラの論文・エッセーの翻訳、テスラ研究家のテスラ論の翻訳、新戸雅章によるテスラ論考などです。A5判、80Pで予価800円(送料共)となります。 内容の詳細は追ってお知らせします。テスラ研究の基礎資料と最新研究の成果をお伝えする研究誌創刊にご期待ください。 ★量子ドット太陽電池の理論変換効率75%に(4.25) 東京大学の荒川泰彦教授とシャープの研究グループは、次世代太陽電池とされる「量子ドット太陽電池」の理論変換効率が75%に達することを明らかにしました。 現在主流の単接合型の結晶Si太陽電池の変換効率は20%程度、理論上の上限は約30%とされています。しかしナノ結晶構造を利用する量子ドット太陽電池は、従来は透過していた赤外線も利用できるため、その効率は60%以上とされてきました。…… ★名古屋市科学館、3月19日オープン。テスラコイルついに稼動(3.22) 3月19日(土)、名古屋市科学館新館がついにオープンしました。 前評判の高かったプラネタリウムはトラブルで延期となりましたが、2基のテスラコイルを備えた「放電ラボ」は順調に始動しました。 このテスラコイルはすでにご紹介したとおり、テスラコイル・パフォーマーとして有名な薬試寺美津秀さんが、長年の研究成果を注ぎ込んで製作したものです。 強大な放電がからみあう圧巻のパフォーマンスを、ぜひ一度ご覧ください。 ★2基の薬試寺テスラコイルとともに、名古屋市科学館新館がオープン(3.4) 3月19日(土)、名古屋市科学館新館がオープンします。世界最大のドームを備えたプラネタリウムが大きな話題になっていますが、もうひつとつの目玉企画が巨大テスラコイルの展示です。 展示会場は4、5階の吹き抜けを利用した「放電ラボ」。ここにおなじみ薬試寺美津秀さん製作の大型テスラコイル2基が設置され、放電パフォーマンスを見せるというわけです。 薬試寺さんによればワーデンクリフタワーを連想させるような形になったそうです。巨大な2基のワーデンクリフタワーから放たれる放電。考えただけでもワクワクしてきますね。 名古屋市科学館のテスラコイルについては、近々、取材したいと思っていますので、お楽しみに。 ★テスラのフラッシュゲームをご紹介(2.17) テスラの無線送電塔が登場する楽しいフラッシュゲームを紹介します。 タワーから電流を放出して、襲撃する敵を迎撃していくシューティングゲームです。放電バリバリで、テスラファンには気持ちのいいゲームです。 簡単なゲームの割には奥が深そうなので、ゲーム好きの方は、一度、挑戦してみてはどうでしょうか。 ★テスラ「人類史上最も偉大な発明家トップ10」の第2位にランクイン(2.7 トップテンズ・ネットに掲載された「人類史上最も偉大な発明家トップ10」で、テスラがエジソンを抜いて第2位にランクインしました。選者のジェフ・ダネレック氏は米国コロラド州在住で、歴史、政治、超常現象、宗教など多くの著書があるの社会評論家とのことです。 ランキングは1位アルキメデス、2位ニコラ・テスラ、3位トーマス・エジソン、4位アレクサンダー・グラハム・ベル、5位ジョージ・ウェスティングハウス、6位ジェローム・ハル・レメルソン、7位アレクサンドリアのヘロン、8位ベンジャミン・フランクリン、9位エドウィン・ランド、10位レオナルド・ダ・ヴィンチとなっています。 下位にはなじみのない名前もありますが、上位の人選についてはおおむね賛同します。 最近のテスラはこの手のランキングの定番になりましたが、本HPを始めた15年前から見ると隔世の感がありますね。テスラの盟友ジョージ・ウェスティングハウスが並んでランクインしているのもうれしいところです。 ★ラリー・ペイジ、4月からグーグルのCEOに(2.1) インターネット検索最大手の米グーグルは1月20日、エリック・シュミットCEOの退任にともない、後任に同社の共同創業者の一人ラリー・ペイジ氏が就任すると発表しました。 ペイジ氏は米スタンフォード大学の博士課程在籍中に、友人のセルゲイ・ブリン氏とグーグルを創業、01年4月までCEOを務めました。したがって今回、10年ぶりのCEO復帰となります。 ラリー・ペイジといえば知る人ぞ知るテスラファン。12歳のときニコラ・テスラの伝記を読んで感銘を受けたが、同時に「科学者として偉大でも、自分の発明をコントロールするビジネスマンの才覚がないと偉大になれない」と得心したといいます。 早熟ですね。 現在の成功はこの頃から約束されていたのかもしれません。 ★三菱電機、京大などが太陽光発電衛星(SPS)の実験開始(1.27) 三菱電機、京大、宇宙航空研究開発機構などが、マイクロ波を使った電力変換技術の実証実験を今春から開始するという報道がありました。 太陽光発電衛星(SPS)の実用化に向けて、地上の模擬的な宇宙空間でマイクロ波を10メートルの距離に伝送しようという実験です。 三菱電機には「ソーラーバード」というSPSの構想があります。これは長さ数百メートルの発電システムを備えた小型発電衛星を40基打ち上げて編隊飛行させ、原子力発電所1基分(約100万キロ・ワット)の電力をまかなうというものです。 その実現に向けていよいよ本格始動というわけで、夢が広がりますね。 三菱電機のソーラーバード事業 http://www.mitsubishielectric.co.jp/society/space/overview/solarbird.html (写真は三菱電機のHPから) ★クリスチャン・ベールがテスラ映画の主役に(1.21) 昨日、うれしいニュースが飛び込んできました。「ダークナイト」や「プレステージ」でおなじみの英国俳優クリスチャン・ベールが、テスラ映画の主役を務めるというのです。 映画の詳細はまだ不明ですが、制作はブランコ・ルスティーグ、共演は「バッドマン・ビギンズ」にも出演しているレイド・セルベッジア、カナダ在住のセルビア人女優ロリータ・ダヴィドヴィッチなど。 制作のルスティーグは、「ソフィーの選択」や「シンドラーのリスト」なども手がけた大物プロデューサーです。 記事だけではベールがテスラ役かどうかわかりませんが、「プレステージ」での因縁もありますし、長身痩躯のスタイルや、知的な風貌からいってもテスラ役にはぴったりでしょう。 詳細がわかりしだい、またご報告します。 ★テスラ発明の知能ロボットが大活躍する『アトミックロボ』(1.18) アメリカのレッドファイブ・コミックスから刊行されている『アトミックロボ』は、テスラが開発した人工知能ロボットが活躍するロボットヒーロー物。アメリカの市民権をえたアトミックロボが、科学者を中心とする組織「テスラダイン」の一員となり、数々の超科学事件の解決に挑んでいきます。 2007年の第1巻刊行以来、チャールズ・フォートやH・P・ラブクラフトまで登場する奇想天外な設定と、アメコミとスティームパンクをブレンドしたレトロモダンなテイストで人気シリーズとなっています。 最新刊は昨年11月に刊行された第5巻。 ちなみに設定では、アトミックロボの発明は1923年ということですから、テスラ60代後半の発明ということになります。 第5巻でもテスラの活躍があるのでお勧めです。 ★レアアース不要の誘導モーターが、EV(電気自動車)をリードする(1.15) トヨタ自動車はレアアース(希土類)を必要としない電気自動車(EV)向けの誘導モーターを開発中と発表しました。 通常、EVに採用されているモーターは永久磁石式の同期モーター。しかしローターにレアアースのネオジウムを使うため、輸入依存による地政学的なリスクが存在します。 誘導モーターはレアアースを使わず、軽量・高効率ですが、起動トルクが小さいため、これまでEVには不向きとされてきました。その欠点を最新技術で克服したのが、トヨタの提携先のテスラ・モーターズ。テスラが発明した誘導モーターをあえて使うとは、社名は伊達ではありません。 テスラの誘導モーターでEV界をリードするテスラ・モーターズとトヨタ。その動向から今後も目を離せませんね。 (photo by Tesla Motors,inc.) ★テスラ・ロードスターのワイヤレス給電を動画でどうぞ(1.13) 1月6日〜9日、ラスベガスで開催されたITおよび家電関連の世界最大の展示会「2011 International CES」で、テスラ・ロードスターのワイヤレス充電の様子が発表されました。 充電装置の提供元は、Fulton Innovation社。まだ実証段階ですが、今後、キット販売を目指しているそうです。 青く光る充電装置とロードスターの組み合わせは近未来的で、ちょっとした見ものですよ。(photo by The Next Web) ギズモード・ジャパン http://www.gizmodo.jp/2011/01/post_8309.html ★日本TI、Qi認証取得済のワイヤレス電源開発キットを発表(1.13) 日本テキサス・インスツルメンツは、業界初のQi認証取得済のワイヤレス電源開発キット『bqTESLA』の提供を開始しました。 Qi認証は近接電磁誘導を使ったワイヤレス給電技術の業界団体WPCの規格認証で、認証取得済の製品としては業界初となります。供給電力は最大5W。対象機器は、デジタルカメラ、スマートフォン、MP3プレーヤ、GPS(全地球測位システム)などです。 ワイヤレスだからテスラ─先達の偉業を忘れないところがうれしいですね。 ★テスラ社のEV電池のコストは、従来電池の3分の1 (1.12) トヨタ自動車の内山田竹志副社長は、開催中の北米国際自動車ショーで、テスラ・モーターズと共同開発中の「RAV4」EVモデル向けバッテリーのコストが、他メーカーのEV専用バッテリーの3分の1になるとの認識を示しました。 テスラはすでにPC用のリチウムイオン電池を大量接続する方法を、同社のEVに応用していますが、大量生産されている民生用のバッテリーを使えば、EV専用バッテリーに比べて大幅なコストダウンが見込まれるとのことです。 EVカーの実用化がますます加速しそうですね。 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-18969520110112 ★花開くワイヤレス給電、時代がテスラに追いついてきた(1.12) MITが電磁界共鳴方式を用いて「約2m離れた60wの電球に電力を送り,点灯させた」と報告して世界を驚かせたのは、2007年6月のこと。これをきっかけに,世界中のメーカーや研究機関がワイヤレス給電の実用化にしのぎを削り始めました。 日本でも日産自動車、長野日本無線、セイコーエプソン、村田製作所、昭和飛行機工業などが、電気自動車、パソコン、携帯機器などの充電に応用すべく、研究開発に取り組んでいます。 下の動画は長野日本無線によるワイヤレス給電のデモですが、こういうのを見ると改めてテスラの先見性が実感できますね。 実用化にはまだ課題も多いようですが、今年は花開きつつあるワイヤレス給電(無線給電とか、無線電力伝送とか、ワイヤレス電力とか用語が一定しませんが)の関連記事やニュースを積極的に紹介していこうと思っています。 日経エレクトロニクス http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20090824/174462/ EE Times Japan http://www.eetimes.jp/wireless-power ★テスラがテグラを搭載(1.11) 米国の半導体メーカー・NVIDIAによれば、米国の電気自動車メーカー・テスラが、同社のグラフィックプロセッサー「テグラTegra2」の採用を決定したとのことです。 NVIDIAといえば、スーパーコンピュータ向けのグラフィックプロセッサー「テスラ」で有名ですが、近年はモバイル機器向けのプロセッサーにも力を注いでいます。 テグラはその主力商品で、テスラ社が今年投入予定の「モデルS」にその最新版が搭載されるというわけです。 テグラとテスラの名前が逆だったら、「テスラがテスラを搭載」ということになったのですが、これは仕方ありませんね。 |