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テスラは遍在する 2008
warden  テスラは世界中のアーチストやクリエーターを刺激しつづけており、その名前はあらゆるジャンル、メディアに登場しています。ここではそんなテスラとメディアの関係を思いつくまま、気づいたときに紹介していきます。
 不定期更新ですが、できるかぎり新しい情報を取り入れていきたいと思っています。皆様もどこかでテスラを発見されましたら、ぜひ、情報をお寄せください。
テスラコイルを使って800Wの電力を5メートル無線伝送する実験に成功─ネバダ・ライトニング研究所(2008.12.14)

keikoto1.jpg(9747 byte)  アメリカのネバダ・ライトニング研究所は12月10日、テスラコイルを使って800Wの電力を5メートル無線伝送する実験に成功したと発表しました。テスラコイルによる無線伝送では、昨年、MITが60Wの電力を2メートル伝送する実験に成功したと報じられましたが、今回の実験はそれを大きく上回りました。
 といっても、今回の転送効率は22.27%で、10メートルでは1.53%に低下してしまうということです。やはり、この方式は無線送電には向かないということでしょうね。
 現代におけるテスラコイルの利用価値や存在意義は、無線送電とは別なところにあるというのが、多くのテスラ研究者の意見です。それはなにかは、薬師寺美津秀氏の紹介欄で⇒

「ニコラ・テスラ胸像落成記念式典及び講演会」開催のお知らせ ─「電気の史料館」(東京電力)(2008.6.26)

 神奈川県横浜市にある「電気の史料館」(東京電力)に、[「ニコラ・テスラの偉業を讃える会」の主催で、ニコラ・テスラの銅像が設置されたことは、先日お知らせした通りです。
 このほどこれを記念して、記念式典及び講演会が下記の通り開催されることになりました。急なお知らせで恐縮ですが、ご興味のある方はぜひご参加ください。

○ 開催日:平成20年6月28日(土)14時〜
  ※13時から「電気の史料館 特別ガイドツアー(約1時間)」を実施します。
○ 会場 電気の史料館 ミュージアムホール
○ 入館料 記念式典参加者は無料

 当日は、新戸雅章による講演「発明超人ニコラテスラ」も予定されています。
 詳しくは下記、電気の史料館HPをご覧ください。

詳細・お問い合わせは電気の史料館へ

★横浜市の「電気の史料館」(東京電力)にテスラの銅像設置(2008.5.21)

 神奈川県横浜市にある「電気の史料館」の電気の歴史コーナーに、この4月からニコラ・テスラの銅像が設置されています。(株)JPS社長平下治氏が提唱し、駐日セルビア共和国大使イヴァン・ムルキッチ氏、駐セルビア日本国大使長井忠氏、電気の史料館館長原口芳徳氏、セルビア大使館など多くの人の協力によって実現したものです。
 日本にテスラの銅像が設置されるのはもちろん初めてのことです。しかも東京電燈の流れをくむ東京電力の史料館に設置されたことは、まさにところをえたという感じです。
 写真は銅像の原型となった塑像です。4月21日からは電気の歴史コーナーの奥中央に銅像が設置されています。銅像の隣には二相交流モーターのモデルもあわせて展示されていますので、見学に訪れた際にはぜひご覧ください。
 近々、除幕式と記念イベントが企画されています。一般の方も参加可能になると思いますので、その折りには本HPでご紹介したいと思います。

テスラ博物館のHPリニューアル(2008.2.18)

 ベオグラードのテスラ博物館のHPがリニューアルされました。テスラ博物館といえばテスラ研究の殿堂であり、テスラファンのメッカでもあります。その展示や刊行物などに比べて、これまではHPがやや弱体という感はいなめませんでした。
 しかし今回のリニューアルでその溝はかなり埋まりそうです。表紙のスマートなデザインがその期待を抱かせます。まだ、工事中のコンテンツも多いようですが、世界放送タワーのようにテスラ情報の発信基地になることを願ってやみません。いずれにしてもここしばらくは目が離せません。
 情報提供いただきました浦野さんに大感謝です。

ダブル・テスラコイルでスーパーマリオのテーマ演奏(2008.2.7)

天才の発想力  テスラコイルの視覚効果と音楽を組み合わせたらどうか。テスラコイルの魅力にはまった者なら、だれでも考えることでしょう。サイト運営者も昨年夏横浜で開催された世界SF大会で、薬試寺美津秀さんのテスラコイルと菊池誠氏のテルミン演奏をコラボさせる試みを企画しました。
 これまでのテスラコイルと音楽演奏の組み合わせは、たいてい放電とシンセサイザーをコンピュータで連動させるというタイプでした。つまり音はあくまでも楽器(スピーカー)が出す音。
 ところが今回ご紹介するのはまったく違って、テスラコイルの放電音をコントロールして、その高低を音階にして演奏させるものです。つまりテスラコイルの放電音自体で演奏をしているのです。なんか、わくわくしますね。
 で、肝腎の演奏はどうかというと、これがまた見事。最初から鳥肌が立ちっ放しでした。
 ガジェット情報満載ブログ「ギズモード・ジャパン」に動画と解説が掲載されていますので、一度、ぜひ視聴してみてください。こんなマッドな試みに挑んだ製作者とスポンサーに拍手を送りたいと思います。さすがアメリカ人はやることがすごい。
 ただ、日本も負けてはいませんよ。われらが薬試寺美津秀さんががんばって、新しい試みにチャレンジしていますからね。こちらも近々ニュースをおとどけできると思いますので、お楽しみに。

テスラ、エジソンに完全勝利!(2008.2.6)

天才の発想力  少し古いニュースになりますが、エジソンが1882年9月に設立したニューヨークのパールストリート発電所が2007年11月をもって閉鎖されました。
 このニュースを報じた「ニューヨークタイムズ」紙は、これによってテスラーウェスティングハウスの交流方式がエジソンの直流方式に完全勝利したと書いています。
「電流戦争」ついに決着ということになりますが、それはもう1世紀以上前に結論が出ているわけで、それよりサイト運営者が驚いたのは、エジソンの発電所がまだ使われていたことです。途中、変電所に変わったとのことですが、それにしても物持ちがよい。
 この後、建物がどうなるかは記事にはありませんが、出来れば電流戦争記念館として保存してもらいたいものですね。

テスラとエジソンの比較で読む「天才の発想力」(新戸雅章著、サイエンスアイ新書)刊行(2008.1.20)

天才の発想力  宿命のライバル、ニコラ・テスラとトマス・エジソン。19世紀を代表する二人の天才は電球、蓄音機、交流電力システム、無線などによって現代文明の基礎を築くとともに、「電流戦争」などさまざまな場面でその個性を激突させました。
 本書は彼らの資質や生き方の違いに着目し、世界を変革したそのアイデアや発想のエッセンスを学びとろうというものです。
 理系、文系を問わず、広く発想力を身につけたい、アイデアのヒントがほしいという方に最適だと思います。写真、イラストも豊富で、ビジュアル的にも楽しめると思います。ぜひ、一度手にとってみてください。
 208頁/サイエンスアイ新書(ソフトバンククリエイティブ)/945円(送料+税)/2008年1月16日刊



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